トレーニング記録は、忙しい週を生き延びてこそ得られる最も安いコーチングだ。コツは意志の力ではなく、記録を小さく、セッションと強く結びつけることで、サボる方が面倒になる状態を作ることだ。
セッション後にまとめず、その場で記録する
各セットは終わったらすぐ、休憩中に書き留める。セット間の10秒がデータを正確に保つ。1時間後には推測になってしまう。
休憩中はどうせスマホを手にしているのだから、最初のタップでSNSではなく記録を開こう。セット中に書くのが難しければ音声メモでもいい。数字を声に出して、後で整えればよい。ワークアウトの最後にまとめて書こうとしないでほしい。忘れてしまうセットこそ、いつも重要なものだ。
次のセッションが必要とする内容を記録する
各種目の重量、レップ数、セット数に、調子が悪いときは一言メモを添える。左肩が張っている、睡眠5時間、といった具合だ。そのメモがあるから来週の判断が楽になる。
タイム計測のホールドやセットでは秒数も記録する。時間も他の負荷と同じ負荷だ。必要なのは、今日のセッションを再現して上回れるだけの情報量だ。それ以上だと記録が宿題になり、それ以下だと飾りになる。
固定のタイミングに結びつける
記録を毎セッションの最初の行動にする。最初のウォームアップセットの前にアプリを開き、前回の数字を見る。何も持ち上げる前に今日の目標が決まる。
毎回同じきっかけ、同じアプリ、同じタイミングにすることで、記録はトレーニングに付随する雑務ではなく、トレーニングの一部になる。ジムを変えても自宅でも、習慣はアプリと一緒に持ち運べる。
毎日だけでなく毎週振り返る
週に一度、5分だけ遡って見る。伸びた種目、停滞した種目、実際にこなしたセッション数を確認する。それがトレーニングを正直に保つ、自分との会議だ。
誇りに思えたセッションに印をつけよう。良い週のパターンは、次の良い週を作るための指示書になる。見直しは5分に収める。長引く監査は続かなくなる。記録をもとに来週を計画し、上回りたい重量を選ぶ。読まない記録はただの日記であり、読む記録は計画だ。
調子が悪い日も継続を守る
ひどいセッションも記録する。記録された5分のワークアウトが習慣を守る。記録のサボりとトレーニングのサボりは互いに助長し合うからだ。
時間がないときは、やった種目だけ記録して次に進もう。休んだ日は1日で終わらせる。次のセッションをいつもの倍丁寧に記録すれば、連鎖は自分の手で再開できる。Bulkyでは、良いも悪いも含めた記録の連鎖こそが進歩の最大の予測因子だ。